埼玉県上尾市壱丁目のこしきや内科リウマチ科クリニックです。内科、リウマチ科、アレルギー科を診療しています。

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こしきや内科リウマチ科クリニック
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院長のひとこと

院長のひとこと:令和5年9月(早秋)エッセーはデザート、小説はメインディッシュ

今年の夏は記録的な猛暑となり台風や大雨の災害も多々ありました。9月に入っても日中は残暑が厳しく10分~20分程度の歩行でも汗が噴き出て来ます。しかし早朝は蝉の声も減り秋の虫たちの音が季節の変わり目を教えてくれます。この夏、娘と一緒に早稲田大学の中の村上春樹ライブラリーに行って来ました。数か月前まで予約制でコロナチェックなどあったのが、今はみんなフリーで入れました。村上春樹さんの小説のファンにとっては、ワクワクがいっぱいで楽しいライブラリーです。 小説だけではなく村上さんの趣味のクラシックやジャズのレコードでいっぱいの部屋や村上春樹さんと小川洋子さん、多和田葉子さんとの対談などいろいろと面白い場所でした。小川洋子さんは〝博士の愛した数式“が有名で感動的です。この本を読むと記憶が続かない博士が教えてくれる素数の素晴らしさと美しさが印象的です。映画版も美しいですね。最近読んだ中では〝ブラフマンの埋葬”が美しい1冊でした。芸術家に提供された(創作者の家)で管理員の男性主人公と傷ついて迷い込んだ動物との出会いと言いますか、その景色の中に自然に入っていけるような小説です。 小説家のエッセイも実は面白く、切れ切れの短い時間で読めて、小説家自身の人柄がよく見えて面白いですね。小川洋子さんのエッセイを読むと小川さんが阪神タイガースの大ファンだというのがよく分かります。そういえば〝博士の愛した数式“で 博士が阪神タイガースの大ファンでしたね。 小説がフルコースの中のメインディッシュとすると、エッセイは食事とはまた別のデザートといった感じでしょうか? 面白い小説は自然と小説の中に入っていけますが、そこに小説家自身は見えません。小川洋子さんや村上春樹さんの物語は決められて作られているのでなく物語自身が作っていくという感じでしょうか? 多和田葉子さんは日本でもドイツでもアメリカでも読まれている作家でそのうちにもっと有名になるのではないでしょうか? 〝 地球にちりばめられて“ という小説では日本から北欧の大学に留学中に母国が海に沈んで?なくなって帰るところが無くなる女性Hiruko を中心に色々な国の人々の視点から物語が進んでいきます。 これを読むと世界の中の日本とか、いろいろと考えさせられることがあります。そしてHirukoのいる北欧に行ってみたくなったりします。

令和5年9月(早秋)エッセーはデザート、小説はメインディッシュ

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは、夏の猛暑も乗り切り元気です。 ソファーに横になると、横にピッタリとくっついてきて甘えてきます。幸せな瞬間ですが、夏はちょっと暑いかもですね。(笑)

令和5年9月(早秋)エッセーはデザート、小説はメインディッシュ

院長のひとこと:令和5年6月(水無月)梅雨入り

恩田 陸さんの小説「蜜蜂と遠雷」は、ピアノコンクールを舞台に天才たちの心の葛藤と音楽の触れ合いを描いた名作です。 まず小説を読んで感銘を受け、そして映画を観ました。映画では主人公の一人、復活した「消えた天才少女」栄伝亜夜ちゃんを松岡茉優さんが演じており小説とはまた違った感じで素晴らしい作品になっています。映像ではピアノを奏でる音楽が重要な要素になっており、脚本と俳優の演技がまたすばらしく、長編小説が映画ではコンパクトな感じにまとまっていて良かったですね。 栄伝亜夜ちゃんになり切った松岡茉優さんがとにかく素晴らしいのひとことですね。
「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編の「祝祭と予感」の中で主人公の一人,マサルはニューヨークのジュリアード音楽院にいるのですが、先生のナサニエルに連れられてジャズクラブに行くシーンがあります。地下に行く階段とか客席と段差のない奥のステージとか、明らかにジャズの聖地「ヴィレッジヴァンガード」に違いないと分かります。(本にはその名前は出てこないのですが)
実は、ヴィレッジヴァンガードは新型コロナ感染症の吹き荒れるニューヨークで長期の休業を余儀なくされたのですが、見た目はできるだけ変えずに換気設備などの改装工事を経て復活したそうです。 また、いつの日か機会があればニューヨークのジャズの聖地に行ってみたいものです。 恩田さんの小説は面白い物ばかりで挙げるときりがないのですが、演劇を題材にした「チョコレートコスモス」と「中庭の出来事」が素晴らしく印象に残ります。私的にはいつの日か「チョコレートコスモス」が映像化されたら、是非見たいものですね。

令和5年6月(水無月)梅雨入り

先日、将棋の藤井聡太さんが名人のタイトルを獲得して羽生善治さん以来の七冠王となりました。 そして羽生さんが将棋連盟の会長に就任しました。将棋も藤井聡太さんの出現によって「観る頭脳スポーツ」として認知されてきたのでしょうか? いい意味で、時代の移り変わりを感じる今日この頃です。関東地方も梅雨入りしてうちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは、雨がひどいとお散歩に行けなかったりします。 「なんで今日はお散歩、行かないの?」と文句を言ったりしますが、天気も人生(犬生?)も晴れの日ばかりではないんだよと言ってもきょとんとしています(笑)。

令和5年6月(水無月)梅雨入り

院長のひとこと:令和5年 春;花冷え~桜吹雪~春の嵐

今年の桜は開花が早過ぎた分寒い日も多く以外と長く楽しめたような気がします。公園の桜の大木も川に張り出す名所の桜並木も見ごたえがありました。さだまさしの「風に立つライオン」の歌詞のなかで(千鳥ヶ淵で昔君と見た桜が恋しくて、故郷ではなく東京の桜が恋しいということが自分でもおかしいくらいです、―――)と聞くとやっぱり桜は特別だよな、と妙に納得してしまいます。日本から単身アフリカ、ケニアのナイロビに渡った医師をモデルに綴った歌は映画にもなりました。

昨年後半はコロナパンデミックもだいぶ落ち着いてきたので演劇などを観る機会もできました。まだ皆マスク着用しながら声も出してはいけない時期でしたが、新国立劇場で観た「レオポルトシュタット」は記憶に刻まれました。2020年にロンドンで初演されたものを日本の俳優・演出で演じたのですが、第二次世界大戦前~中にオーストリアのウィーンを舞台に栄華を誇ったユダヤ人一族が理不尽な迫害を受けて~といったストーリー展開の中で観るものを引き込む演出と構成・表現の巧みさ、そして見る人すべてを引き込む演技の素晴らしさなど言葉では上手く説明できないのが芸術というものかもしれません。若い頃に紀伊国屋ホールで初めて観た、つかこうへいの「熱海殺人事件」の衝撃を思い出しました。生の舞台はニューヨークのジャズのセッションのように空気の中にパッションのエネルギーが充満してあふれ出すものなのでしょう。

令和5年 春;花冷え~桜吹雪~春の嵐

令和5年 春;花冷え~桜吹雪~春の嵐

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは、最近甘えてくることが多くなりました。いつまでも赤ちゃんみたいなので、時が止まっていてくれることを願っています。(笑)

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