埼玉県上尾市壱丁目のこしきや内科リウマチ科クリニックです。内科、リウマチ科、アレルギー科を診療しています。

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こしきや内科リウマチ科クリニック
埼玉県上尾市壱丁目北7番地20
048-782-4871

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院長のひとこと

平成30年(2018年)1月;B型インフルエンザ大流行と北極寒波

クリニックが移転して初めての年末・お正月を迎え、また新しい年が始まりました。
松の内は関東では1月7日まででその後の挨拶は通常に戻るものですが、今年初めて会う方とは自然と“今年もよろしくお願いします。”みたいな感じになってしまいます。
昨年末から上尾市でもインフルエンザが流行りだしています。たまたま親戚が入院した大きな病院では“入院患者さんの家族でも面会は控えてください”と言われるほどでした。病院内でインフルエンザの2次感染が起きてはいけないのでしょう。 年が明けると学校も始まりこの冬のインフルエンザの流行は近年になく爆発的になっています。例年は少ないインフルエンザB型が多く、さらにA型も増えている為2度インフルエンザにかかってしまう人も稀ではないようです。
もともと呼吸器疾患のある方や糖尿病や関節リウマチなど免疫機能の問題のある方は重症化する危険があるので早めの治療が望まれます。

平成30年(2018年)1月

1月22日には関東地方に大雪が降りました。 年の初めにはアメリカでは北極からの寒波が押し寄せニューヨークのJFケネディ空港も閉鎖されたり、荷物も大幅に遅れたりして大変でした。 その寒波が今度は日本に張り出してきて、上尾では早朝、氷点下4~6度など凍える寒さとなっています。 いちど積もった雪も日陰ではなかなか融けてくれず、公園のグランドも雪に覆われて普段大勢見かける野球少年たちも姿が見えません。

平成30年(2018年)1月

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは大雪の翌日に公園に行きました。くるみちゃんは雪の冷たさでびっくりして足が一歩も出ませんがつむぎちゃんはびっくりしながら歩いていました。それぞれの性格があって笑ってしまいました。

H29年11月; 移転;壱丁目なのに“こしきや内科リウマチ科”?

11月6日より壱丁目461-1に移転して新クリニックで診療を開始致しました。 隣の調剤薬局さんも11月に開業しました。 当初はいろいろと予約や診療の時間などで不手際がありご迷惑をおかけすることも多いかと思いますが、ご理解を頂ければ幸いです。 移転と一言で言っても準備から引っ越し、厚生局・保健所はじめ、山ほどの提出書類そしてすべての機器の動作確認など思った以上に大変でした。 でも、医療事務・看護師のみなさん達の協力と努力でなんとか開業日を迎えることができました。 いろいろな面でたくさんの人々の力添えや協力を頂きました。 今回の移転開業はもちろん平成22年4月からの開業からの上に立っていることを忘れることはできません。 特に以前の大家の小川邦子さんはいつも暖かい笑顔で応援してもらい、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。 心からご冥福をお祈りいたします。
いつも常に感謝の気持ちで日々の診療に向かわなければと思いました。

H29年11月

以前、このブログで書いた カズオ・イシグロが今年のノーベル文学賞を受賞しました。
村上春樹の本当のファンは村上春樹がノーベル賞を取らない方がハッピーだろうな、と思っているのですが、同じような意味で好きな作家がノーベル賞を取ったことは、うれしくもあり、それほど世間的に有名にならなくても良いのではと複雑な思いもあります。「私を離さないで」は臓器移植とクローン人間など衝撃的な内容とインパクトで有名ですが、「私が孤児だったころ」や「充たされざる者」などでは、内容はあまり一般的でもなく、不思議な世界観や混沌とした世界が描かれていて他の作家にはない独創的な作品です。

H29年11月

H29年11月

木枯らしが吹いて短い秋が北風に吹き飛ばされるように過ぎ、日暮れがどんどん早まっています。うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは元気でますます甘えん坊になっています。 親バカぶりも加速しているような気もしますが。(笑)

H29年9月-10月;お引越し準備

平成22年4月に上尾市小敷谷の一角に〝こしきや内科リウマチ科クリニック” を開院して7年半が経過しました。 この度、11月6日から壱丁目に移転することになりました。
移転-開院準備の為10月30日から11月5日まで休診となり、皆さまには大変申し訳なく思っています。 場所が変わってご不便をお掛けしてしまうと思いますが、スタッフ一同、新しいクリニックでも今まで同様、やさしさと心配りを忘れずに頑張りたいと思います。 新しいクリニックではバスの停留所も近く、薬局も隣にできますので今までの不便さが多少改善されるのでは、と期待しております。

子供の頃に初めて父親に連れられてプロ野球の試合を見た日のことは今でも鮮明に目の奥に焼き付いています。 当時、人気の巨人戦でON全盛期でしたが、観客席からは意外に遠くに見えたバッターボックスの王 貞治選手が一本足打法でとんでもなく大きなホームランを打った時の球場全体のどよめきは忘れることができません。
今年の5月にニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーター選手の永久欠番セレモニーがヤンキースタジアムで行われました。 友人でジーターと共に活躍しヤンキースの4番を打った松井秀喜さんも出席されました。 ジーター選手の人気はちょうど昔の巨人の長嶋茂雄さんの様な感じと言えば似ているのでしょう。 写真は3年前(ジーター選手引退の年)の9月30日の日刊スポーツに載ったもので、シアトル・マリナーズからヤンキースに移籍していたイチローが3塁打を打って、その後にジーターがタイムリー・ヒットを打ちイチローが得点したので、満面の笑みでイチローをハグした時の貴重な写真です。イチローは今シーズン、マイアミ・マーリンズで現役選手を続けています。ヤンキースタジアムで当時見たデレク・ジーターもイチローも特別に輝いて見えました。二人ともすでに選手として頂上を過ぎて下り坂にいたのでしょうが、依然としてスーパースターでした。

H29年9月‐10月

朝食の一例: 野菜スムージーかしぼったジュース(リンゴ、ニンジン、有機小松菜など)、野菜サラダ(オリーブオイルとバルサミコ酢)、ラタトゥーユ(プロバンス風 夏野菜煮込み)と、全粒粉入りのパンでバターなどは使っていないものを選んでいます。砂糖はほとんど使わずに食後血糖値の急激な上昇を抑えて全身の血管にも細胞にも優しい食事はアンチエイジングや成人病、そしてがんの予防にも役立つと考えられます。

H29年9月‐10月

暑さも過ぎて爽やかな風が気持ちよい公園では、うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは、本当に嬉しそうに歩くので、自然に笑みがこぼれてしまいます。

H29年5月-6月;初夏の香りと風景と:思考の風姿

最近、将棋を指さない人の間でも将棋の中学生プロ棋士、14歳の藤井聡太君の話題がニュースになっています。 数十年に一度のすごい天才が現れると時代が動くようなわくわくした気持ちになります。 羽生善治さんが中学生でデビューして、次々に記録を塗り替えタイトルを取り出した時を思い出します。 3年前の平成26年6月に永眠された中野英伴さんの写真集に若き日の羽生さんや森内俊之さんが載っています。文章を「聖の青春」で 村山 聖を描いた大崎善生さんが書いています。 映画「聖の青春」で羽生善治さん役を好演じた東出昌大さんもこの写真を見ていると思います。 対局中の真剣な雰囲気がすごく出ていました。 少し美化されすぎかな?とも思いましたが(笑)。
将棋連盟も昨年のコンピューター持ち込み疑惑トラブルの責任を取って谷川会長が辞任して 佐藤康光さんが会長になり、さらに森内さんが常務理事になり新体制となりました。 藤井聡太君は新しい風になりそうですね。

H29年5月‐6月
(中野英伴写真集;棋神より)

H29年5月‐6月
(日本将棋連盟ホームページより)

春から初夏の爽やかな風の吹く日にうちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんと一緒に出かけたくて、テラス席のあるカフェやレストランを探してしまいます。
さらにベジタリアンメニューのあるところ優先です。 まあ、早く言えばいつも一緒にいたいだけなのですかね?(笑)

H29年5月‐6月

H29年3月;梅の開花と春のそよ風

 

関節リウマチと骨粗しょう症

先日ある研究会の特別講演で座長をしたのですが、関節リウマチは骨粗しょう症の危険因子のひとつであるとお話しがありました。 喫煙もやはり骨粗しょう症の危険因子ですが、関節リウマチの危険因子でもあるのです。 リウマチが進行すると軟骨は減少して骨も融けていきます。ですからリウマチと分かったら病気の進行を止める治療が必要なのです。 治療が効けば関節の炎症がおさまり、痛みや腫れがひきます。また、骨粗しょう症になると骨がスカスカになり、転んだだけで骨折したりします。今はリウマチも骨粗しょう症も飲む薬や注射などいくつも良い薬が出ているので、病気が分かっても元気でいる為の治療の選択肢が多くなりました。

H29年3月;梅の開花と春のそよ風

梅の花が咲き、陽射しも徐々に春の暖かさを感じる日が多くなりました。
うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんを連れてカフェでランチをする機会も増えてきました。ヴィーガングリーンカレーやキノコのオムレツ、たまにはグリルチキンとキヌアなど楽しみます。 公園で歩いていると時々「双子ちゃんですか?」と声をかけられます。初対面でも犬好きの人は声をかけてくることが多いですね。

H29年3月;梅の開花と春のそよ風

H29年3月;梅の開花と春のそよ風

H29年2月:新東京JAZZ喫茶:空を飛ぶ鳥のように:

先日、東京練馬区の江古田の小さなパン屋さん&ギャラリーでなんとジャズのコンサートがありました。“第5回新東京ジャズ喫茶”と銘打って20人は入れるかどうかの空間で森田真奈美さんのpiano、鉄井孝司さんのbass の構成でオリジナル曲がほとんどの内容で素晴らしいひとときでした。 森田さんはニューヨークを拠点に活躍していて古舘さんが報道ステーションを担当していた時にテーマ曲を提供した「I am」 という曲の完全版も披露してくれました。 小学校唱歌の「赤とんぼ」や「浜辺の歌」の編曲も原曲を遥かに飛び越えて自由に空に舞っているような感じで楽しめました。 演奏手との距離が異様に近く鼓動がそのまま聞こえるのではないかと思うくらいの幸福な時間でした。

H29年2月:新東京JAZZ喫茶:空を飛ぶ鳥のように:

最近 お気に入りのカフェでマッシュルームとグルテンフリーのバーガーを食べたり、自宅でアサイーボウルを作って食べたりして野菜食中心の食事を続けています。
砂糖と塩分はできるだけ少なくするのが基本です。

H29年2月:新東京JAZZ喫茶:空を飛ぶ鳥のように:

最近、公園の散歩だけではなくお昼ご飯にもヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんを連れて行ったりしています。 この時期、北風が強い日にはテラス席は少し(?)寒い日が多いですね。

H29年2月:新東京JAZZ喫茶:空を飛ぶ鳥のように:

H29年2月:新東京JAZZ喫茶:空を飛ぶ鳥のように:

平成29年正月:日々新;純粋なる者、汝の名は、―――。

昨年の年末に日本将棋連盟の棋士会主催のクリスマスがあり、棋士会長の佐藤康光九段(永世棋聖)や森内俊之九段(十八世永世名人)とお会いできる機会に恵まれました。 
森内永世名人には、その場で5つの熟語から一つ "日々新" を選んで書いて頂きました。
今まで将棋の最高タイトルの名人と竜王を二つとも取った棋士は、谷川浩司将棋連盟会長(17世永世名人)、羽生善治三冠と森内さん、佐藤康光さんの4人だけなのですが、皆さん非常に気さくな方々で少しも偉ぶったところがありません。 10代の若い時からお互い切磋琢磨してトップ棋士になり、今でもトップ10しかいないA級に在籍しています。 プロ棋士、女流棋士もたくさんいて楽しい夕べでした。 出席していたファンの人は皆、オタクっぽく見えましたが、きっと私もオタクに見られたと思いました(笑い)。

平成29年正月:日々新;純粋なる者、汝の名は、―――。

平成29年正月:日々新;純粋なる者、汝の名は、―――。

平成29年正月:日々新;純粋なる者、汝の名は、―――。

最近、白米やうどんや白いパンは極力避け、蕎麦や玄米を食べることが多いのですが、大晦日は年越しそばを食べる人で美味しい蕎麦屋さんは行列でした。 新年は関東一円、快晴に恵まれましたが、寒波到来と共にインフルエンザが流行し始めました。ワクチンを打っていても感染しないわけではないので注意が必要です。 うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんはお揃いの服で出かけると嬉しそうです。つぶらな瞳を見ると思わず笑みがこぼれます(笑い)。

2016年暮れ:美しい世界:ホリディシーズンのNY~東京

平成28年も師走となり年が暮れて行きます。 ニューヨークから車で2時間ほど郊外にある Beacon (ビーコン)の現代美術館を訪れると、大きな部屋ごとに不思議な展示物が多く時間もゆっくり流れていきます。 大きな蜘蛛を思わせる展示物は思わずハリーポッターに出てくる蜘蛛の怪物を想像させます。部屋全体に巨大な正方形や三角形の穴の彫刻?など見る人の想像力を刺激する展示も多々あります。 ビーコンの街ではかわいいお店やレントランが多くトルコ料理の店で食事を楽しみました。 ニューヨークのマンハッタンに戻ると、夜はジャズやミュージカルを楽しむ人でいっぱいです。 ニューヨークでは野菜ジュースやアサイーボールなどの果物を手軽に提供するお店が流行っていて朝食に最適です。会社に出勤前のビジネスマンやOLで混んでいてニューヨーカーは健康志向が強いですね。 しかし、平和な時代の終焉のようなトランプ大統領誕生のニュースが世界中をめぐり、ニューヨークの良識ある人々(ウォール街の人を除いて)は、宇宙全体が悪の提督;ダースベイダーの支配下になったような(スターウォーズの様な)悲しい気持ちでいっぱいになりました。

2016年暮れ:美しい世界:ホリディシーズンのNY~東京

2016年暮れ:美しい世界:ホリディシーズンのNY~東京

最近、休日にうちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんを連れてカフェで食事をすることがありましたが、風の強い日には体感温度も低くなるのか、震えているのを見ると思わず抱きしめてしまいます。(笑い)

2016年暮れ:美しい世界:ホリディシーズンのNY~東京

H28年11月:Halloween(ハロウィーン)から北風木枯らしの声

ニューヨークのセントラルパークの東に医学・生理学で有名なロックフェラー大学があります。 今年のノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅先生も若いころに留学されていて、この大学で発行されているJCBという雑誌にお祝いのメッセージが載りました。 また、免疫学の一流雑誌のJEMもこの大学から発行されています。

Halloween(ハロウィーン)から北風木枯らしの声

今年の文化勲章には ノーベル賞受賞の大隅先生と並んで現代抽象画家の至宝である草間彌生さんが選ばれました。 数年前に草間彌生さんの展覧会が世界の大都市ヨーロッパからアメリカを回って開催され、ニューヨークではホイットニー美術館で開催されている時に観に行きました。アメリカでも大人気でした。 今年もホイットニー美術館に行く機会に恵まれました。 アンディー・ウォーホールの絵などが常設されていて抽象画も多く展示されています。 子供の入場料は無料で小学校のフィールドトリップ(遠足?実地見学)に博物館や美術館もよく使われます。 担任の先生や美術の先生が子供たちを座らせながら説明しています。 日本も子供の入場料は無料にすると良いですよね。

Halloween(ハロウィーン)から北風木枯らしの声

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは海外に一緒に連れて行ってもらえず日本で待っていて、帰った日は少しよそよそしくしていましたが翌日からは甘えてきました。(笑い)

Halloween(ハロウィーン)から北風木枯らしの声

Halloween(ハロウィーン)から北風木枯らしの声

H28年10月:秋:―前進をやめた時に後退がはじまる―

蝉の声が鈴虫の羽音に代わり、残暑の蒸し暑さが落ち着いてきました。今年は台風も多く、水不足の話も、いつの間にか聞かなくなりました。台風が東北や北海道を直撃した為、農家の被害も多く、野菜も不足しているようです。野菜を主体の食事をしている私たちには野菜の価格が高くなり大変です。 私たちの体は6か月前からの食事で出来ていると言われています。 食事からは体に必要なエネルギーを摂ることだけではなく、どのような食事を摂り続けることが細胞レベルで非常に重要であるかには今の医学・栄養学はあまり関心があるようには見えません。野菜と植物性蛋白を摂り、塩分を控えることで余分な脂肪が減り適正な体重となりますが、脳にも影響があります。 集中力が高まりストレスも減らすのではないかと考えられます。

将棋の羽生善治3冠は20歳台の頃から“新しいことに取り組まないでいてその場に安住すると既に後退が始まっているのです。”という意味合いのことを言っていました。人生経験の少ない20歳代前半で既に哲学者のような発言です。その当時、高名な将棋棋士が“将棋は人生そのものだ。” などと言っていたのに、 羽生さんは“将棋はただのゲームです。”などと言ってプロ棋士の中で物議をかもしたりしていました。確かにただのゲームなのですが、その意味ではスポーツもスポーツの祭典のオリンピックでさえ、ただのゲームかもしれません。そのようなゲームや将棋やスポーツになぜ私たちは心ときめき感動したり応援したりするのでしょうか? きっと、その将棋の一手一手の過程(棋譜)にドラマや感動を感じるのではないでしょうか? そうでなければジャンケンで勝負を決めれば良いのです。 近日公開の将棋の村山 聖さんを描いた映画、“聖(さとし)の青春”は今から楽しみです。

休日にはヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんと車で一緒に出かけたりします。 一緒に行けるテラス付きのカフェでランチをするのも休日の楽しみです。可愛いと言われると自然に顔がほころんでしまいます。自分が褒められたわけではないのに可笑しいですね。

秋:―前進をやめた時に後退がはじまる―

秋:―前進をやめた時に後退がはじまる―

H28年8月;病気にならない、病気を治す美味しい食事-

私たちの日々の食事が全て健康とほど遠いくらい間違っているとしたらどうでしょうか。 世の中に溢れているレトルト食品、ファストフードなど、ほとんど全ての食事は病気を悪くし、あるいは原因を作りだしている可能性が高いのです。 高血圧と糖尿病、そして癌などでは食事の関係が常に問われています。 塩と砂糖、そして動物性蛋白をできる限り控えることが 病気と戦う鍵になります。 実はここ数か月、食事の内容を変えました。 ワイフが10年来、玄米ご飯や有機野菜中心の食事をしていて、私も同じ食事をとるようにしたのです。 さらに砂糖や塩を避けているのです。 そうすると自然とお菓子、ケーキ、アイスクリームなどは手に取らなくなり、その代わりに果物や野菜が中心になります。 その食事を続けていると自然とむくみが取れて余分な皮下脂肪がみるみるうちに減ってきました。 食事は我慢せずに3食きちんと摂っているので無理をしている気持ちは全くなく減量にも効果絶大です。 ある日の食事の例を出してみます。

病気にならない、病気を治す美味しい食事

生野菜のサラダ;アマニ油とバルサミコ酢
焼きなすに生姜と減塩醤油1滴
豆腐ハンバーグに野菜をオリーブオイル炒め
青海苔入りだし巻き卵焼き
玄米ご飯
キノコとごぼうの温汁

病気にならない、病気を治す美味しい食事

病気にならない、病気を治す美味しい食事

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは夏でもいつの間にかくっついてきて寝ていたりします。
暑くてもしばらくじっとしています。 夏祭りには浴衣で出かけます。 子供と一緒ですね。(笑)

H28年7月;梅雨から夏へ―多田富雄先生の感性を想う。

多田富雄先生は日本を代表する免疫学者であり東京大学の免疫学教授であった頃に仲間うちの〝東京免疫友の会“と言う研究会を主催していて、私も何度かその会に参加した折にお目にかかったことがあります。2001年脳梗塞で右半身麻痺と言語障害になりましたが執筆活動を続けられ、2010年に前立腺がんのため夭折されました。【残夢整理】という本が最後の本になりましたが、以前感銘を受けた本を最近読み返してみて、鮮烈な感動を再度(おそらく忘れてしまっていた分も)受けました。 多田先生は医学部の学生であった時から江藤 淳や安藤元雄と共に同人誌を立ち上げたり、能に造詣が深く、新作能を執筆したり医学・自然科学でも超一流であったばかりか芸術の才能を開花させた存在でした。 以前、脳梗塞で倒れて半身不随になりながら新作能を書き上げる多田先生を密着取材したNHKのドギュメンタリーがありました。階段の多い能の舞台稽古場に不自由な足をひきずり立ち合い、言葉がうまく発音できない中の日常をそのまま映し出していて、そのような時間のかかる中でひとつひとつの文章が生まれたのだな、と感動しました。 先日、多田先生の書いた新作能の一つで、森 鴎外の高瀬舟を題材にした〝生死の川”をテレビで見ましたが、安楽死を題材にした素晴らしいものでした。

H28年7月;梅雨から夏へ―多田富雄先生の感性を想う。

夏になって湿度も高く暑い日が続くようになり、うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは散歩の時間も昼間は避けるようになってきました。
少し出かけていて帰るとふたりとも嬉しくて大騒ぎで出迎えに出てきます。 (笑)

H28年7月;梅雨から夏へ―多田富雄先生の感性を想う。

H28年5月末~6月:新緑―初夏の陽射しと梅雨入り宣言
― T reg(調節性T細胞)のお話し ―

少し前になりますが、 私が1990年から1992年にアメリカのカルフォルニア州 San Diego (正確には La Jolla ラ・ホイヤ) の The Scripps Research Institute(スクリプス研究所)の免疫学部門にいた時に 坂口志文先生が同じ免疫部門にいました。 今、坂口先生は大阪大学の免疫学フロンティアセンターの教授をしておられて、調節性T細胞の発見と研究業績で、次期のノーベル賞、医学生理学部門の最有力候補と言われています。 当時は生後間もないマウスから胸腺を除いて、またその後移植したりして自己免疫を発症するマウスを作ったりして、自己免疫の発症・病因を探る研究をしていたと記憶しています。 調節性T細胞(T reg)はアレルギー、自己免疫病、腫瘍免疫でも大切な役割をしているようです。 がんでは、がん細胞周囲にT reg が増えてキラーT細胞が腫瘍を攻撃するのを防いでいるようです。 腫瘍免疫では この調節性T細胞を減らしてやればキラーT細胞が腫瘍を攻撃することでがん細胞の進展を防げる可能性がありそうです。 抗がん剤はどうしても体全体の細胞を攻撃するので、副作用がひどいことが難点ですが、T-regを介した治療であれば副作用のほとんどない治療も開発される可能性がありそうです。 当時は坂口先生も私も Del Mar という海沿いの街からすぐの所に住んでいて、坂口先生の家におじゃました記憶があります。

新緑―初夏の陽射しと梅雨入り宣言 ― T reg(調節性T細胞)のお話し ―

5月には暖かく過ごしやすい日が続き晴れた日は空も晴れ渡ってまるで南カルフォルニアの陽気のようでした。 6月に入り関東も梅雨入りが宣言されました。 

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんも雨の日は寝ていることが多いですが晴れると公園で嬉しそうに歩くのが大好きです。飼い主の運動?にも貢献しています。

桜―葉桜―朝堀たけのこ(筍)

H28年4月:桜―葉桜―朝堀たけのこ(筍)

桜の花が満開になって入学式のシーズンになりました。 春の陽射しとさわやかな風が吹き抜け花風吹が舞うと葉桜の季節へと移り変わります。 石神井川沿いの桜並木も1年のうちで最高に美しい季節を演出していました。

桜―葉桜―朝堀たけのこ(筍)

この時期、京都に行くと桜と人でいっぱいですが、旬のたけのこ(筍)料理が有名です。今年は京都に行く機会がありませんが、東京のてんぷら屋さんで京都の朝堀の筍をだしてくれました。柔らかい芯の部分のみを使っていて、えぐみがなく思わず笑みがこぼれてしまいます。

桜―葉桜―朝堀たけのこ(筍)

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは、この時期、鼻がぐすぐすして春の花粉症の症状ですが、一方のつむぎちゃんは何ともないので面白いですね。

桜―葉桜―朝堀たけのこ(筍)

H28年3月末 -桜開花宣言- 世界はひとつずつ変えることができる。

今年は暖冬の影響か3月21日に東京の桜の開花宣言が出ました。徐々に暖かい陽射しの増えるこの頃ですが、朝・夕は意外に冷えて気温差が激しい為か、肺炎や気管支炎などにかかる方も増えています。 また胃の不調を訴えられる方も多く見受けます。 当院の胃カメラ検査は細いファイバースコープで経鼻でやりますが、最新のLEDレーザーで細かい病変まで判別が可能です。 LEDライトの波長をいくつか組み合わせ小さながんも格段に見えやすくなりました。 この頃、テレビで(フジフィルム)CMも流れ始めました。“世界はひとつずつ変えることができる”と言うあのキャッチコピーです。

-桜開花宣言- 世界はひとつずつ変えることができる。

うちのヨーシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは微妙な距離を保ちながら徐々に近くにいることが多くなりました。 人間と同様、それぞれに個性的で飽きることがありません。

-桜開花宣言- 世界はひとつずつ変えることができる。

H28年 2月 一陽来復:冬が終わって春が来ること

今年の冬は暖冬と言われ、雪国も昨年末は雪が少なくてスキー場ばかりではなく、雪関連の事業なども少なく困ったようです。 ただ、暖冬の冬は大雪があったりすることも多く、1月中旬に関東地方も10cm の大雪(豪雪地帯の新潟県十日町市の人に笑われますね)が降りました。 さすがに朝晩は凍えるような寒さがきて、インフルエンザも流行し始めました。 高齢で肺気腫など肺の機能がもともと悪い方はインフルエンザや細菌性の肺炎なども命に係わることもあり、注意が必要です。
“一陽来復”は、将棋のプロ棋士が扇子に書くことも多く、本来の意味から、少々悪い結果が続いても、その後には素晴らしい春のような良いことが来るという意味にも使われるようです。 勝負の世界だけではなく、科学・医学研究でも、いつも良い結果や良いことばかりが続くわけではありません。 でも、努力して継続していると必ず良い結果がやって来ることにも使えそうです。

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんとつむぎちゃんは、最近、すぐ隣でねそべっていたりして寝顔も見ていて飽きないですね。(笑)

一陽来復:冬が終わって春が来ること

H28年 正月 ―Unforgettable;ナット・キング・コール&ナタリー・コール

クリスマスキャロルが街中に流れ、すぐに年末の足音に背中を押されるように年越しソバを楽しみ、カウントダウンの後、2015年から2016年になりました。
年末、12月31日に アメリカ・ロサンゼルスLos Angeles で歌手のナタリー・コールが亡くなりました。 FMラジオから 父のナット・キング・コールの歌った音源に重ねて録音した “Unforgettable” が流れていました。 この曲でナタリー・コールはグラミー賞をとったのですが、私にはこどもの頃から聞いていたナット・キング・コールの声の印象が強いので父が天国から応援していたのでしょうね。 ナタリーも天国で偉大な父親と一緒に歌えるのでしょう。

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは 新しく来たつむぎちゃん(生後6か月になりました)と一緒に公園で散歩に行ったりしています。 つむぎちゃんは さらに小さいので 足元に常に注意が必要です(小さすぎて踏みはしないかと心配なほどです)。

H28年 正月 ―Unforgettable;ナット・キング・コール&ナタリー・コール

H28年 正月 ―Unforgettable;ナット・キング・コール&ナタリー・コール

H27年 12月 -Music of Heart -Itzhak Perlman (イツァーク・パールマン)

銀杏の葉が落ち始め、木枯らしから小春日和と交互に北風と太陽がせめぎ合って冬に向かって季節が変わっていきます。
1999年の映画でメリル・ストリープ主演の 「ミュージック・オブ・ハート」は何回見ても感動してしまいます。 実話をもとに作られた映画で メリル・ストリープ演じるロベルタという臨時音楽教師がニューヨークのハーレム地区の恵まれない境遇の子供が多い学校で子供や親との葛藤、さらにいろいろな難問を乗り越えて―――という感じのストーリーが展開していきます。 クライマックスで 実際の音楽家が出てくるのですが、 アイザック・スターンや イツァーク・パールマン が出ているのがびっくりです。 今から10年くらい前に イツァーク・パールマンの来日バイオリン・コンサートが赤坂のサントリーホールであり、実際に聞きに行く機会に恵まれました。 小児期のポリオ感染症の後遺症の為もあり杖を使い不自由な下肢をひきずり入場したのですが、ピアノ伴奏に合わせてバイオリンの弓が振り下ろされた瞬間に、静寂の中に今まで聞いたことのないような、澄んだ優しい調べが広いホール全体に響きだします。 その大きな風貌と繊細な音色のギャップに満員の聴衆は息をのみ時の立つのを忘れます。 その時には もう日本で聞くチャンスもないのかな、と思ったりしたのですが、今年も日本に来てコンサートをしているのを知って嬉しいかぎりです。 最近、オバマ大統領からホワイトハウスで最高の勲章も頂いたようです。

H27年 12月 -Music of Heart -Itzhak Perlman (イツァーク・パールマン)

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは、公園に行くとよく歩きます。人間の言葉がわかるので、「可愛い」、と言われたりするとわかるようです。
見た目が小さいのに割とずっしりと筋肉がついていて肩に乗ると重力を感じます。

H27年 12月 -Music of Heart -Itzhak Perlman (イツァーク・パールマン)

H27年 9月 秋雨(アキサメ)-聖(さとし)の青春-

夏の名残の蒸し暑さと徐々に低下する気温に秋の長雨が重なり体調をくずして気管支炎や肺炎を起こしやすくなる方が増えています。
  先日、思いがけず頂いた将棋の扇子(平成9年度全棋士署名扇子)に村山 聖(さとし)八段の署名がありました。谷川 浩司さん(現 日本将棋連盟会長)が名人と竜王を持ち、前年七冠王に輝いた羽生 善治さんが4冠を保持し棋聖は三浦さんでした。村山 聖さんは羽生さんと同世代の天才棋士でネフローゼと言う腎臓病を長い間患った為か、薬の影響もあり顔が丸く特徴のある風貌でした。実はその翌年の平成10年8月8日に膀胱がんの為、夭折しました。
29歳でした(九段寄贈)。詳しくは―聖の青春―という大崎さんの本の中で書かれています。実は前年の平成8年の棋聖戦は羽生7冠王に三浦さんが挑戦して無敵の羽生さんがタイトルを失ったことが(三浦さんが勝った事ではなく)ニュースになりました。
1勝1敗で迎えた棋聖戦第3局の解説会が東京の将棋会館で行われました。私もたまたま(後にも先にもその1回だったのですが)それを千駄ヶ谷の将棋会館まで聞きに行っていたのですが解説をしたのが村山 聖八段だったのです。当時プロ棋士の間でも難解な終盤の局面があっても村山さんに聞くとすぐ正しい解答がかえってくるので「終盤は村山に聞け」と言われていました。
誰がどう見ても中盤としか思えない局面で村山さんが「これはもう勝負が決まっているかもしれません」と言ったのですが、その後20数手進んで羽生さんの完勝で決着がつきました。だいたい、それまでのプロの将棋は 終盤のねじり合いが多く、中盤で勝負が決まってしまうなど見たこともありませんでした。村山 聖さんは羽生さんに匹敵する天才棋士でしたので解説していた将棋も終盤まで解ったのでしょう。
(第3局があまりにも完璧な勝利だったためか、その後連敗して羽生さんは結果として三浦さんにその時の棋聖のタイトルを取られてしまうことになったのですが)
不思議なことに、病に倒れた村山 聖さんは私の記憶の中でいつまでも丸顔の20台の青年棋士のままなのです。

長雨、集中豪雨などつづいたあとは、また暑いくらいの陽射しになりました。うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは、雨の日は家の中で遊んでいます。 ぬいぐるみと比べてもどちらがぬいぐるみか、分からないですね(笑い)。

H27年 9月 秋雨(アキサメ)-聖(さとし)の青春-

H27年8月-9月:夏の終わりの風景―小説の中の真実―

今年の夏はかなり蒸し暑い日々が続きましたが8月下旬から急に秋のような気候になり涼しい風が吹き肌寒ささえ感じる日があります。
さて、小説 Novel とは フィクションであり作家によって作られた物語なので事実の世界ではないはずですが、ノンフィクションよりもなぜ面白くて感動するのでしょうか?
私の好きなカズオ・イシグロという作家がいます。 長崎生まれの日本人ですが、5歳からずっとイギリスで育ったので話すのも書くのも英語で、日本より世界で人気のある作家です。 最近の学生たちとの対話の形での講演でカズオ・イシグロは"小説には、その物語の中で表現される真実がある。"と言っています。そこには読者が小説の世界で共感したり感動したりする真実があるからこそ作家も時間と能力をかけて小説という作品を作りだすのでしょう。「わたしを離さないで」では、小説の中の舞台はSF的ですが、いつの間にか登場人物と一緒にその世界を見ているような気持にさせられる忘れることのできない一冊です。

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは2歳半になって話していることも分かるようですが、甘えることも多いこの頃です。

H27年8月-9月:夏の終わりの風景―小説の中の真実―

H27年7月:猛暑到来の日本

熱中症が心配な蒸し暑い夏がやって来ました。 ひどい熱中症では意識障害、腎不全なども併発して入院治療が必要になることもあります。 また脱水症から血管が詰まりやすくなるので、夏は脳梗塞や心筋梗塞も多い季節なのです。
夏になると思い出す風景があります。 1990年頃に南カルフォルニアの ラ・ホイヤ(La Jolla)と言う海岸沿いの街の スクリプス クリニック研究所(今の Scripps Research Institute )で 関節リウマチやシェーグレン症候群の医学研究をしていた頃です。 1年を通して昼は半袖のシャツで過ごせるほど温暖な気候なのですが、大陸の為、湿度はあまり高くなく、夏でも快適に過ごせました。 朝、家から研究所への海岸線の道を車で走っていると、よくイルカの群れが海面から飛び上がって見えました。 空の青さが日本で見た空よりも、もっと明るく見えたので不思議と写真まで鮮やかな色彩に写るのです。 夏の夕方、研究室でその日の実験が最終段階に差し掛かる頃、ケンという研究員が"みんな!手を止めて来てごらんよ!"と叫びました。 何事かと思って声の方に行くと、秘書室の大きな窓のむこうにアメリカ西海岸に沈もうとする大きな真っ赤な太陽がありました。 みんな感嘆の声をあげ、そのすばらしい景観をしばらく眺めていました。  アメリカ西海岸で見た太陽や月は不思議なことに日本で見るのよりも大きく見えました。

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは、ソファーに寝ているといつの間にか上に乗ってきて寝息を立てていたりします。 そんな時にはしばらくじっとしています。 夏の湯たんぽみたいです。(笑)

H27年7月:猛暑到来の日本

H27年6月:演劇のトニー賞・映画のアカデミー賞

アメリカの演劇の最高の賞と言われるトニー賞に日本人の渡辺 謙さんの演じた「王様と私」 が4部門を受賞しました。 今年の5月にニューヨークに行ったときに リンカーンセンターの横を通ると渡辺 謙さん演じる「王様と私」の大きな看板が目に付きました。 たまたまそのチケットを持っている人から誘われたのですが日程が合わずお断りした経緯があり何か心にひっかかるものがありました。
テレビの「仕事の流儀」という番組で、渡辺 謙さんを取り上げ、ニューヨークのブロードウエーでの開演前から公演までを苦労し懸命に主役に取り組む姿が映されていました。
ハリウッド映画出演で慣れているとは言っても劇場での英語のセリフの発声や歌、ダンスなどなど、最初はリハーサルでダメ出しされながらも、開演時には厳しいニューヨーカーの絶賛の拍手をあびるほどに演じて見せていました。 それを見ながらアメリカのカルフォルニア州にあるスタンフォード大学で医学の研究をしていた頃の研究発表を思い出しました。 自分の研究成果を教授や他の研究者の前で、英語で発表するのですが、準備のための原稿を事前に何度も何度も繰り返し練習したものです。 私にとってはそれだけでも大変だったのに、渡辺 謙さんは、数時間のブロードウエーでの演技の為にどれほど苦労して頑張ったのか想像するにあまりあります。  

映画では6月末から日本でも上映される“Still Alice アリスのままで”が注目です。ジュリアン・ムーア演じる50代の女性言語学の教授が若年性のアルツハイマー型認知症を発症していく物語です。 映画のシーンを見ながら、見慣れたニューヨークのコロンビア大学周辺の町並みも出てきて、もちろん内容もすばらしく、今年お勧めの映画です。

日本は梅雨入りして雨の多いじめじめした蒸し暑い季節になりました。 関節リウマチ・膠原病・糖尿病などでは免疫力が落ちていることが多く細菌やウイルスの感染症にかかりやすくなりますから注意が必要です。 うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんはなぜか靴下が大好きで口にくわえて持って行ってしまいますが、可愛くて怒れません。

H27年6月:演劇のトニー賞・映画のアカデミー賞

H27年5月-Woodstock, NY; アメリカ音楽伝説の街 ウッドストック

5月のニューヨークは雨が多く肌寒いことも多いのですが、今年は毎日のように晴れていました。日本ではあまり報道されていませんでしたが、アメリカではボルティモア(野球のオリオールズの本拠地)で黒人青年が警察に逮捕された後に死亡したことがきっかけで暴動が起こり連日ニュースになっていました。アメリカではメディアは黒人のことを“アフリカ系アメリカ人”と言いますが大統領が黒人でも依然と差別はなくなっていないのが現実のようです。コロンビア大学のあるニューヨークのマンハッタンでは今年も本場のjazzを楽しむ機会がありました。ピアノが出だしのテンポを刻み、ドラムスのリズムにテナーサックスの旋律が踊り、さらにベースが深い響きで支えます。 その瞬間を待っていた観客の顔が突然、輝きだします。黒人の音楽として生まれたjazz が集まったすべての人を幸せにします。その数日後、ウェディングパーティの為、車で2時間ほどの郊外の Woodstock(ウッドストック) という街に行きました。1969年の伝説の野外音楽フェスティバルの Woodstock Festival は実際には 20マイルほど北で行われたのですが、映画にもなって当時の音楽、文化に多大の影響を与えたことで有名です。今はニューヨーク郊外の森林に囲まれた保養地となっています。自然のなかでのなごやかなパーティーでは、生バンドの奏でる音楽とすばらしい料理、楽しい会話、みんなの笑顔、そしてダンスなどすべてがパーフェクトでした。

H27年5月-Woodstock, NY

日本は春から初夏のような季節になってきました。先日、将棋の名人戦前夜祭と王将位就位式に参加する機会があり、上尾市出身のプロ将棋棋士の金井恒太5段と会えました。
将棋のプロ棋士は毎年、年間4名しかなれない厳しい世界ですが、その中でも金井5段はテレビのHNK杯でも活躍しており今後の飛躍が期待されています。

H27年5月-Woodstock, NY

うちのヨークシャーテリアの“くるみちゃん”も初夏に向けて衣替えです。くるみちゃんの顔をみると、つい笑ってしまいます。親バカですね。

H27年5月-Woodstock, NY

平成27年3月 -20世紀青年?-

90年台後半、20世紀末に アメリカ西海岸のシリコン・バレーと言われる地域のパロ・アルトと言う街にいました。 家の近くにはコンピューターのHP(ヒューレット・パッカード)社や アップル社(スティーブ・ジョブズもいて、当時のクリントン大統領を自宅に招いたりしたのがニュースになっていました。)などがありました。 うちの娘は地元の小学校に通っていましたが、当時は i-MAC が発売され、インターネットがはやりだした頃です。 「You’ve got mail」(ユー・ガット・メール)と言う映画で、メグ・ライアン と トム・ハンクスがメールを通して恋に落ちるというストーリーでしたか、AT & T (日本だとNTTみたいなもの) のメールの効果音が印象的でした。 うちでも i-MAC に AT&Tの電話線をつないでメールしたりしていました。 当時は映画もたくさん観ましたが、魔法の世界の学校を舞台にした「ハリー・ポッター」の本が出てアメリカの小学生は本屋に並んで買って読んでいました。 うちの娘もその本に夢中になり、私も娘から借りて読んでいました。 実は私の方がはまってしまい、その後も毎年出るハリー・ポッターの本を買って読むのが楽しみになりました。 その娘もニューヨークの大学を出て出版社に勤めており、先日、結婚式を奈良で挙げました。  相手の青年はやさしくてしっかりした21世紀青年です。 あの小さかった娘が結婚とは不思議な感覚ですね。

平成27年3月 -20世紀青年?-

3月―4月は春のおとずれと共に花粉症の季節です。 うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも くしゃみが多くなりスギ花粉症が疑われます。

平成27年3月 -20世紀青年?-

H27年正月

新年、明けましておめでとうございます。

30年位前になりますが、医学研究の為、国立予防医学研究所(今の国立感染症研究所)のウイルス学の先生に教えて頂きインターフェロンの測定をしたことがあります。ウイルスを培養細胞に感染させると細胞が感染して死んでしまうところに、インターフェロンを加えるとウイルスから細胞が助かる作用を応用して血液中のインターフェロンの量を測定しました。(その時に使ったウイルスは人間には害のないことになっていました。 今はもっと安全な酵素抗体法などでインターフェロンを測定できます。)
ウイルスに感染しても私たちのからだにはインターフェロンを作って細胞を守るシステムが自然に備わっているのです。 しかし、体の抵抗力が弱っている場合やウイルスが非常に強力な場合、致命的になったり、ひどい後遺症を残したりすることもあります。 そのため事前に予防的に免疫を強めておく為にワクチンがあります。 いろいろなワクチンが開発されている一方で、世界中で猛威をふるうマラリアに対するワクチンももう一歩のところですし、エイズに対するワクチンもまだ、うまくいっていないようです。 今年はさらに医学が発展して治療や予防に進歩が見られると良いですね。 

うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは先日2歳になりました。 肩が重いなと思うとくるみちゃんが肩に乗って寝ていたりします。 肩は疲れますが心は温かくなりますね。

H27年正月

ハロウィーン(落ち葉―木枯らし―お祭り―かぼちゃ)

アメリカのサンフランシスコから車で1時間のところにパロ・アルトという街があります。
シリコン・バレーの中心でスタンフォード大学医学部に博士研究員として過ごした時に住んでいたのですが、当時、娘は地元の小学校に通っていました。 10月になるとどこの家もハロウィーンの飾り付けをします。 大きなパンプキン(日本のかぼちゃとは違う種類です)を買ってきて、ナイフで顔になるように目・鼻・口をくりぬきます。 10月31日の夜にはくり抜いたパンプキンの中にろうそくを立てて玄関に置きます。これが子供たちに「お菓子があるよ」の合図になります。
おとなから子供まで楽しめるので日本でのお祭りみたいですね。

今年は西アフリカの貧しい国々を中心にエボラ出血熱が流行しています。 その致命率の高さからアメリカでも連日ニュースになっています。 アメリカには CDCと言うセンターが感染症に対してのトップの組織になっていて、エボラ出血熱を含め、すべての感染症の治療、予防まで含めた機関になっています。 新型インフルエンザが出た時もCDCが中心的役割を果たします。 日本では感染症研究所(昔の予防医学研究所)がこれに当たります。
うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんは木枯らしの中でも公園の散歩が日課です。
最近は風邪もひかずに元気ですが、鼻はぐずぐずしたりして、やはりアレルギーですね。

ハロウィーン

くるみちゃん

JAZZ:魂を揺さぶる振動

ここ数年、ニューヨークのコロンビア大学に行くときは、夜にビレッジ・ヴァンガードというジャズクラブに行くのが楽しみのひとつになっています。
地下のそれほど広くない薄暗い店内では、飲み物をひとつオーダーしてニューヨークのJAZZを堪能します。
不思議と毎回、何人かの日本の人がいて、日本人はJAZZ好きが多いな、と感じます。
村上春樹(文)と和田 誠(絵)共著の「ポートレイト・イン・ジャズ」の中でナット・キング・コールのことも書いてあります。
昔、聞いたレコードのイメージでは、甘い声のポピュラーソングの印象が強かったので今のJAZZとは距離がありそうですが、トニーレオンの主演の香港映画「花様年華」のバックでナット・キング・コールの「キサス・キサス・キサス」が流れていて、なんとも良い雰囲気を出しています。
これもJAZZなのだな、と思いました。

日本は秋のさわやかな風が吹き、セミの鳴き声も終わりコウロギの鳴き声に変わりました。
夏が暑かったので蚊もまだいて、世間ではデング熱が話題になっています。
うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも日なたで寝そべったりしています。
最近、飼い主の足音も言葉もわかるようで、親バカですかね?

くるみちゃん

初夏のニューヨーク(ヤンキーススタジアムに吹く風)

ニューヨークの市街から地下鉄などでヤンキーススタジアムにつくと、すり鉢のような大きな球場はヤンキースファンでいっぱいです。今年からは日本から田中将大投手(マー君)も入って頑張っています。 野球場で食べるホットドックと冷えたビールは、どうしてあんなにおいしいのでしょう?
アメリカの食べ物と言えば、大きなステーキとかハンバーガーとか有名ですが、実は日本で思われているのとは違って、いろいろな国のおいしい料理が目白押しです。しかも意外(?)にヘルシーなサラダとか豆を使った料理(イスラエルの料理)などが人気です。

料理

関東では梅雨がそろそろ明けそうですが、蒸し暑い夏が来ます。熱中症は室内でもおきますので、こまめな水分摂取をしましょう。うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも散歩はまだ涼しい朝にするのが多くなりました。飼い主に似て暑がりですね。

くるみちゃん

2014年6月 Graduation 卒業

コロンビア大学

日本では3月が学校の卒業の時期ですが、アメリカでは5月から6月にかけて卒業シーズンです。 アメリカの大学の卒業式は5月が多く、春の暖かい陽射しと新緑の木々に囲まれたキャンパスで、 その大学カラーのガウンと帽子を身に着けた卒業生と家族が一緒に祝います。 昔、映画の中で見た卒業セレモニーに重なって、なかなか感動ものです。

くるみちゃん

埼玉では初夏の様な暑さから一転して、先日、梅雨入りが宣言され、雨の多い日々が続いています。 うちのヨークシャーテリアのくるみちゃんも晴れた日は公園に散歩に行きますが、 雨の日は車で一緒に出かけたりしています。 飼い主よりもずっと身軽ですね。

2014年5月 Heartful;こころから

くるみちゃん

4月には満開だったさくらが花吹雪で舞い、いつの間にか暖かい季節になりました。 4月は春の学会シーズンでした。内科学会講演会では特別講演で聖路加国際病院の日野原重明先生が「未来の医学の中の内科学の位置づけ」と銘打って講演したのが、印象に強く残りました。日野原先生は102歳と思えないほどしっかりした足取りと口調でご自身の経験から医者・内科医とはどうあるべきか、という心構え・精神的な支柱を海外の著名な医学教育者やホスピス医療の先生などの言葉を引用して学生たちに聞かせるように説いていました。リウマチ学会講演会では最新の治療法・診断法の進歩もさることながら、感染症の分野での講演がとても参考になりました。リウマチや膠原病などでは、免疫の状態が普段と異なっていて、さらに治療によっても感染症に対する免疫が通常より落ちる為、細菌やウイルスなど病原菌に対して体の抵抗力が下がっています。ですからリウマチの専門医は治療中の患者さんに感染症が起きないように常に注意が必要です。
うちのヨーキーのくるみちゃんも先日、細菌性の腸炎になり、獣医さんの注射と薬でなんとか回復し、元気になりました。緑がいっぱいの公園を散歩するのが大好きです。

2014年3月 花冷え

くるみちゃん

こよみの上では春になりましたが、2月には関東地方全域で予想を超える大雪があり、まだまだ寒い日が続いています。
以前、大学病院から新潟県の十日町の病院に長期出張中、吹雪の中、十二峠を越えて車を運転してあわや遭難しかけた怖い思い出があり、先日の雪で「大雪」と言うと新潟の方に笑われそうですが、雪の少ない関東ではいかに雪に道路や交通機関が弱いかを知らされました。インフルエンザの患者さんも減ってきましたが、まだB型を中心に散見されております。
スギの花粉も飛び始めて花粉症・鼻炎アレルギーの季節になってきました。うちのヨーキーのくるみちゃんも公園に散歩に行くと鼻をぐずぐずしたりしてアレルギーかな?と思っています。飼い主に似たのですかね?

2014年1月 寒中見舞い・インフルエンザ

2014年1月寒中見舞い・インフルエンザ

年が明け2014年となり、最近は朝の気温が氷点下になる日があります。
この冬はインフルエンザの流行が例年ほど見られませんでしたが、ここにきて患者さんが増えてきています。おとなはA型が多く小児はA型とB型も見られています。インフエンザワクチンは抗体ができるまで2週間ほどかかります。ワクチンを打っていても感染を完全に防げるわけではありません。症状は突然の高熱と関節痛、咽頭痛などで、糖尿病・関節リウマチ・膠原病などの患者さんでは免疫力が低下しており、症状がひどくなることもあります。今は治療薬も数種類出てきており、病院での診断も迅速キットですぐにわかりますので、インフルエンザを疑われたら受診をして頂くといいでしょう。インフルエンザウイルスは寒くて乾燥した今の季節に流行します。寒さの厳しい折、くれぐれもおからだを御自愛下さい。
うちのヨークシャーテリアのくるみチャンも1歳になりました。

ホリディシーズン;クリスマス

ホリディシーズン;クリスマス

いつの間にか暑い夏から木枯らしの吹く季節になりました。アメリカでは多種多様な人々が集まっているためクリスマスの季節は、キリスト教でのクリスマスとはあまり言いません。私が博士研究者としてアメリカで暮らしていた時の上司の教授はユダヤ人でみんなは、クリスマス休暇のことをホリディシーズンと呼んでいました。ユダヤ教でもクリスマスと同じ頃にハヌカ(Hanukah)と呼ぶ記念行事があります。ホリディシーズンになると秘書さんや教授などは2週間ほどの休暇を取ります。日本人の休暇は今でも少ないのかもしれません。アメリカではクリスマスに生のモミの木を買って飾り付けをしました。今はクリニックに当時からの飾り(オーナメント)を毎年増やしながら飾っています。さすがに生のモミの木は日本では一般的ではなく無理ですが今でもあの木の香りを思い出します。

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